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ロレックス オーバーホール 修理(有)友輝 全国配送対応

保証について

  • オーバーホール後の保証は1年間(製造から30年以上経過した時計は6ヶ月間)となりますが、オーバーホール後4年間は正常に動作する事を目標として修理をしております。

    保証期間を2年間としたいところですが、新品販売時の保証が1年間である時計に、2年保証をする事は出来ないと考えております。(公正取引委員会の定める誇大表示に抵触する可能性もあります)

    オーバーホール後の自然故障について、交換せずに引き続き使用した部品が破損した場合は、交換部品代のみの請求で、再分解/調整費用等の工賃もいただかない形で対処しております。(湿気/水分の混入や、落下等の衝撃による原因の故障を除きます)

    非常に稀な事例ではありますが、過去、修理後4ヶ月でゼンマイが切れてしまい、再度完全に分解しないとゼンマイ交換が不可能なクロノグラフ(ストップウオッチ付き時計)でも、ゼンマイ部品代のみで対処いたしました。

    保証期間を過ぎてからの不具合であっても、一律に”再度オーバーホールが必要です”という診断はいたしません。
    以下のページで実際に当社がどのように対応したかを解説しております。

    →オーバーホール後、2年2ヶ月で停止したエクスプローラーTの保証はどうなる??

    →オーバーホールしたのに3ヶ月で停止したサブマリーナ

    しかしながら製造から数十年が経過し、特にメーカーから部品供給が終了した時計の場合は、厳密な意味での完全な修理保証は不可能である事も併せてご理解ください。

    表面上そのような古い時計に保証をしたとしても、いざ故障して回復が不可能な場合には、専門用語を駆使し、口先だけで言いくるめて誤魔化してしまう事にもなりかねないとも思っております。
    憂慮すべき実態ではありますが、そういった修理業者が数多く存在します。

    保証の定義は、保険の約款のような長大な文書にしない限り、どうしても依頼主と修理者との見解が異なりがちですので、便宜上6ヶ月〜1年とさせていただいておりますが、実際には、ほぼ2年保証とお考えいただけるよう、柔軟に対処しております。

    但し、修理後に不具合が発生した際、まず「何か当社の作業に落ち度や見落としががあったんじゃないか」という疑念をお客様が抱かれました場合、上記の保証システムは成立しにくくなります。

    そういった疑念がありますと、不具合に至った状況をいくらご説明させていただいても、結局「言い訳」としかご理解いただけない事態となってしまうのです。

    →当社の説明を一切ご理解いただけなかった具体例

    これは当社にとっても同様でして、頭ごなしに「お客様の勘違いや不適切な取扱いのせいではないのか?」と、一瞬でも思った時点で適切な対処が出来なくなりますので、そのような事が無いよう、厳しく自らを戒めております。

    当社のように小規模で「お客様と修理作業者の間が密接」な修理体制の場合、お互いの信頼関係が崩れた時点で、その後の関係は絶たれてしまいます。
    たとえ再修理となっても、冷静で丁寧な作業をする事はどうしても難しくなります。

    物理の法則で動作している機械式時計ですが、作業にあたって最も大事なのは、依頼者と作業者の信頼関係と考えております。

    ご理解いただき、オーバーホール/修理をご依頼いただければ幸いです。