Ref.16800サブマリーナ

by admin
3月 28 2017 年

日本ロレックス/公認技術店以外でオーバーホールされた履歴のあるRef.16800サブマリーナですが、ほぼ全てのネジ溝が歪み(=俗にネジが笑う、といいます)美しく装飾された表面にはいたるところに無数の傷がついています。

ピンセットやドライバー等の工具の状態だけでなく、作業者の技術そのものがお金をいただくレベルに達していない、もしくは衰えてしまった結果です。

内部が傷だらけだったロレックス・サブマリーナですが、外装の方もなかなかの状態です。
ベゼル逆回転防止用のクリックスプリングが通常のスチールで自作されていたためにサビが発生しており、折れる寸前でした。

さらに先端が整形されておらず、これでは回転ベゼル内側の山を削ってしまいます。
機能上影響はない点ですが、スプリングのセット位置と方向が工場出荷時とは全く違う位置にあります。
また、スプリングの元の形状やベゼルのセット方法を的確に把握しておらず何度も試行錯誤を繰り返したせいか、ガラス取付枠に無数の傷がついております。

こういう作業者に扱われた時計は徹底的に疑う必要があります。
文字盤には湿気による塗装変質が見受けられたので、ガラス固定枠を外してみたら案の定、防水/防湿用のパッキンが入っていませんでした・・
※下画像がパッキンの入った状態です。

過去の不適切な作業の際にパッキンを入れ忘れられ、空気中の湿気が侵入した結果、秒針のメッキやカレンダー枠周辺の塗装はこのように劣化しておりました。
こういったNG作業は往々にして時間が経過してから悪影響を及ぼすことが多いため非常に厄介です。

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